【自己破産の準備その5】Xデーの設定
自己破産をする場合、最も重要なのは、Xデーをいつにするかということ。
Xデーの定義は難しいものがありますが、ここでは自己破産申し立てをする直前の代理人弁護士に全て引き継ぐ日とします。
■Xデーは現金が一番ある日に設定すると良い
法人は、金額の多寡こそあれ、ほぼ毎日入金や出金があるものです。
中でも給料日は、従業員への給料の支払いのため出金が多い日。また、月末は入金も多いかもしれませんが、出金も多い日になることでしょう。
債権者リスト作成時に、どの日に多くの出金があるかまとめているはずなので、それを踏まえてXデーを決めます。
例えば、Xデーが月末の場合、その日の支払いはしなくて良いです。また、Xデーが月末の場合、25日の支払いとか20日の支払いなどをする必要はないとのことです。(催促の電話は受けるかもしれませんし、税金や社会保険関係は口座を差し押さえてくるので、それを考慮した上でどうするか決めた方が良いです。)
そういった感じで、Xデーを設定します。
当然、支払いをしなかった相手は、債権者になります。何だか騙しているみたいな感じがしますが、自己破産とはそういうものです。